天然繊維の王様「ウール」

ウールは牧羊から収穫される天然繊維です。
セーターやニット、敷物などに使われている素材です。
夏は涼しく、冬は暖かく過ごす事の出来る性能の高さから「天然繊維の王様」と評されたりします。

4つの長所

熱の吸放出に優れ、保湿性が高い

熱の吸放出に優れている為、冬場などは体の熱を逃しにくくなります。
発熱性があるわけではないので、着用時から暖かくなるというわけではありません。
素材が熱を吸収し保温する為、自分の体温で暖かいということになります。
また夏場は汗などの湿気を吸収し、衣服内をさらさらとしたものに保ちます。
熱が篭りすぎている場合には放出性も高いので、温度が上昇しにいのも特徴です。

シワになりにくい

全くシワにならないというわけではありません。
しかしながら多少シワになったとしても蒸気を充てる事ですぐに元に戻ります。

弾力性に富む

引っ張る力に対して強い為、1本の糸から編むもので糸切れを起こす事があまりないありません。
セーターやマフラーなどの編み物に使われることが多くなるのはこのような理由からでもあります。

染めやすく色落ちしにくい

染色性に優れているため、毛糸など色んな色があるのもこれらが理由です。

唯一の欠点

洗うと縮むことです。
縮んでしまう原因は、洗剤や水にふれて絡まりあったことです。
これらの絡まりを元に戻すことで縮んでしまったものをある程度復元することが可能です。
その際に使用するのは「洗髪用トリートメント」です。
これはトリートメントに含まれる「ジメチコン」という成分が絡まりをもとに戻す力がある為です。
トリートメントの成分を確認し、縮んでしまったセーターを付け置き手洗いしてみてください。
参考
2010年11月19日発行 繊研新聞「FBプロフェッショナルへの道 繊維素材編」